【宇治市】むち打ち症にも種類があります
2023/03/24
むち打ち症に種類があることをご存じですか?
神経根型
首の骨(頸椎)には7個の椎骨が積み木のように連なっています。その中には隙間があり神経根という太い神経が通っています。肩や腕・足先(末梢神経)などに伸びています。急な衝突や追突などの外力で、この頸椎のバランスが悪くなり歪みが生じます。神経の通り道が狭くなり、頚椎からでる神経が圧迫されて様々な症状が出ています。首の痛みのほか、腕の痛みやシビレ、だるさ、後頭部の痛みや顔面痛などが現れます。
バレ・リュー症状型
首の骨(頸椎)に沿って走っている交感神経という神経を傷つけてしまい、首の血管(頸椎動脈)が収縮して、脳へ行く血流が低下してしまいます。その結果、交感神経が異常に緊張して自律神経のバランスが崩れて、様々な症状を引き起こします。バレ・リュー症候型の中でも特に多いのが「頭痛」で、その中でも後頭部の痛みが多いのが特徴です。
首の痛みよりも頭痛の症状が先に出た場合は「バレ・リュー型」のケースが多いです。こういう症状がある場合は、我々施術者が丁寧に問診致しますので、落ち着いて今ある症状をお伝えください。
脊髄症型
首の骨(頸椎)の中を通る脊髄が傷ついたり、腰から足にかけて伸びている神経根が損傷されたりしたものです。
いわゆる脊髄損傷のことで、「むち打ち症」の中でも重症な部類に入ります。腰から足にかけてのシビレや物を触った時の感覚が異常に起こり、感じにくいなどの症状が出る場合があります。そうすると普段歩いていることにも異常を感じ、歩行障害が現れるようになります。また、排便や排尿にも異常をきたし、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなることもあります。
脳脊髄液減少症
以上の4つのタイプの他に、急激な衝撃や追突で脊髄液が漏れる「脳脊髄液減少症」という症状があります。何にしても「急にくる衝撃」は予測がつかず、ダメージも大きいです。
脳を守っている脳脊髄液という、脳のクッションの役割がある液が、脳を衝撃から守ってくれます。脳脊髄液は脳と脊髄の周りを一日に3回循環します。
その液が漏れて少なくなると神経に影響を及ぼし、頭痛・めまい・吐き気・倦怠感・腰痛・記憶障害・関節痛・胃腸障害・頻尿・脱水症に襲われ、日常生活や仕事中にも支障をきたします。酷い場合は仕事を休むまでの影響がでます。
学業などでは、登校が困難になり学校へなかなか通えなくなることもあります。しかも、この疾患はMRIなど様々な検査を行っても異常が認められないことが多いです。
なので、問診の際は患者さんの症状を聞く事が重要になってきます。何か気になる症状があるなら、何でも仰って下さい。重篤な症状を見逃すと今後の人生にも関わり兼ねないです。
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あいあい整骨院
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